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なんてったって楳図かずおである。わたしは子どもの頃「へびおんな」その他の作品でさんざん恐ろしい思いをし(「なんで読んでしまったんだろう!」と何度後悔したことか)、トラウマになっていたので、まことちゃんがブームになった時もスルーだったし(だって、ギャグ漫画とは言えやっぱりブキミだったし)、この「真悟」にしても、そういえば友人が騒いでいたのを覚えているけど、当時は興味を持たなかった。
でも、大人になってから徐々に(おそるおそる)楳図作品に触れるにつけ、なんとすごい作家なのであろう、と感嘆し、これだけ他の追随を許さない表現者であれば、どんなに本人が奇妙であろうが、赤白縦じまのおうちを建てて景観を害しようが、しかたないんじゃないのかな、と納得するまでに至っていた。 今回のこちらはビッグコミックスペシャルから新たに発刊された楳図選集とのこと。表紙の絵を見たら買わずに通り過ぎることが出来なかった(外苑前Ciboneにて)。イントロダクションはまことちゃん風ギャグタッチで始まるのだが、だんだんすごいことになって行き、3巻まで読んだらもう怖くてダメ。悪い夢を見そうなので、これ以上読み進めるのはやめときます。 2巻を占める東京タワーのストーリーも圧巻。手に汗握ります。 怖い話が人一倍ニガテな反面、怖いという感情にはとても興味を持っており、人が怖いと感じる感覚には何かとてもプリミティブな秘密が隠されているようにも思います。昔書いた「怖い本」談義はこちら。 http://homepage3.nifty.com/callate/horror.htm
by perdida
| 2010-02-28 23:59
| 夜の読書
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